こんにちは!
音痴お助けサポーターの千葉ケイタです。
今回も記事を見ていただきありがとうございます♪
あなたは歌っている時に自分の声を聴けていますか?
前回は、音程をよくするための方法その①として、「耳を鍛えること」をお伝えしましたが、
その鍛えた耳で、メロディだけでなくあなた自身の声をしっかりと聞きながら歌うことでさらに音程が良くなるんです。
耳を鍛えたはいいけどいまいち音程が良くならない、メロディは覚えてるんだけど、歌っていてなんか音程が合っていない気がするという方はぜひ最後まで読み進めてくださいね!
目次
自分の声をよく聞くってどういうこと?
歌を歌うためには、声を出さないといけません。
しかし、ただ何も考えず出しているだけでは、音程が合っているのかがわからなくなってしまいます。
これでは、せっかく一生懸命メロディを覚えたのに台無しですね。
より正しい音程で歌うためには、自分で出した声が正しい音程で歌えているかどうか、しっかりと自分の耳で確認しながら歌わなければいけないんです。
常にもう1人の自分が冷静に音程を確認しているイメージです。
あなたはジャイアンになりたいですか?
国民的人気アニメ”ドラえもん”。
あなたも一度は見たことがあるのではないでしょうか?
その”ドラえもん”の登場人物であるジャイアン。
オレンジ色の服に日焼けでこんがりした肌。
体がでかけりゃ態度もでかい。いつものび太をいじめるガキ大将。
そんなジャイアンが歌うシーンがあります。
「おぉ〜れはジャイアァ〜ん。がぁ〜きだいしょ〜」というメロディが有名ですが、あの歌を聞いて気持ちがいいという人は少ないはずです。
実際にその歌を聞いているのび太やスネ夫などの他の登場人物は皆一様に顔を歪めています。
なぜ顔を歪めているのかいうと、とてつもないボリュームで歌っていて耳障りだからですね。
そして音程も良くないです。つまりは聞き心地が良くないんですね。
そう、気持ちいいのはジャイアンだけ。
このジャイアンのような状態が自分の声を冷静に聴けていない典型的な例です。
だから音程も外してしまうんです。
ジャイアンはそのこと自体気づいていないかもしれませんが。。
このような状態になると歌っている側がただ気持ちいいだけで、音程はめちゃくちゃな歌になってしまい、聞いている人たちから陰口を叩かれ、悲しい思いをするでしょう。
自分の声を聞く方法
それでは、冷静に自分の声を聞くためにはどうすれば良いのでしょうか。
その方法をお伝えします。
ハミングで響きを感じる
ハミングとは鼻歌のことです。
口を閉じて、鼻歌を口ずさむように「ん〜〜♪」と声を出すと、自分の顔の中で声が響くのを感じると思います。
口を閉じているので、外に音が漏れにくく音程が確認しやすいです。
さらに、自分の耳に近い部分で音が反響するので、とても自分の声が聴きやすくなり、音程が合わせやすくなります。
僕の生徒さんでも、普通に歌うと音程を外してしまうけど、ハミングで歌うと音程が合うという方はたくさんいらっしゃいます。
耳に手を当てる
他の人があなたに話しかけてきた時に、声が小さくて聞こえないことってありますよね。
そんな時に自分の手を耳に当てて聞くと、声が聞こえやすくなった経験はありませんか?
僕は小さい頃、よくかくれんぼをしていましたが、自分が鬼役の時に「もういいかーい?」と聞いても、他の友達はずいぶん遠くに行ってしまっているので、「もういいよー!」の声が聞こえにくい。
そんな時に耳に手を当てることで、その声を拾いやすくしていました。
その要領で、自分の声を聞く時にも手を当ててあげると、声が聴きやすくなり、音程も合わせやすくなるんですよ。
スピーカーに近づいて歌う
カラオケで歌う場合、天井についているスピーカーから音が聞こえますね。
あなたがマイクを通して出した声もそこから聞こえるので、そのスピーカに近づいてよく聴きながら歌うことも自分の声を確認する上で良い方法です。
歌っているとどうしても、モニター画面に表示された歌詞を目で追いかけるので必死になってしまいやすいです。
これでは、音程を合わせる余裕もなくなってしまいます。
歌詞を見つつ、スピーカーから流れる音にも注意して歌うようにしましょう。
カラオケのボリュームを下げる
カラオケでは、自分で音量の調節ができます。
歌っていてなんか自分の声が聞こえにくいと感じるときは、素直にカラオケの音量を下げましょう。
そうすることで、自分の声が確認しやすくなり、音程も合わせやすくなります。
また、エコーに関してですが、かけすぎると声がぼやけてしまい正しい音程を出せているのかを判断できなくなりますので、ほどほどに、もしくは苦痛でなければ切ってしまいましょう。
以上が自分で自分の声を聞いて確認する方法です。
決して大きな声を出す必要はないので、耳を澄ませて客観的に自分の声を聞いてみましょう。
確実なのは録音すること
それでも、自分で声を出しながら同時にその声も聞くのはなかなか至難の技です。
相当な訓練をされていないと、難しいことがほとんどです。
なので、最初は自分の声を録音して、それを後から聞いてみることをオススメします。携帯でもICレコーダーでもなんでも構いません。
録音は出した答えがそのまま残っているので、真実を知ることができます。
その答えをヒントにして、音程を間違っていたら修正をしていきます。
それを繰り返していけば、だんだんと録音せずとも自分の耳でその場の判断ができるようになってきます。
自分の声を聞くのなんて恥ずかしくて嫌だと思うかもしれませんが、正しい音程を合わせる上でもとても大切なことなので、やるようにしましょう。
僕の生徒さんでも、日頃から録音して確認しながら練習している方はとても成長が早いですよ。
まとめ
せっかく耳を鍛えて、メロディをしっかりと覚えられるようになっても、肝心の自分の声がしっかりと聞けていなければ、結果的に音程は悪くなってしまします。
自分の声をもう1人の自分が冷静に聞いている意識で、常に客観的に歌えるようにしましょう。
とはいえ、声を出しながら聞くことはいきなりできるものではないので、まずはあなたの声を録音し、答え合わせをすることから始めましょう。
その積み重ねが、あなたの音程をよくする道へと続いているのです。